迷いの多い30代40代の女性にとって、 職場でのビジョンはなかなか描きにくいものです。 まだまだ男性社会であることは否めず、 仕組みができても活用、運用するのはやはり人間。 女性の力を発揮してもらうために、 女性社員自身に必要な意識改革は欠かせないポイントです。 |
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ハイヒールを履き続ける 二十歳のとき、足に大きな怪我をしました。 家の鍵を忘れたので、物置きのガラステーブルを足掛かりにベランダから入ろうとしたら、見事踏み割ってしまったのです。 ふくらはぎが魚の三枚おろし状態に裂けました。 お医者さまからは、足を動かす神経が切断されており、 車椅子生活になるかもと告げられましたが、悪運の強い私のこと、 走ることはできないものの、自分で立って歩けるところまで回復しました。 だけど大好きなハイヒールの靴がはけなくなってしまったのです。 ぺったんこの靴じゃないと、ころんでしまう体になりました。 歩けるのだから、それくらい諦めなきゃと思いつつも、 靴屋さんに行くと、どうしてもハイヒールに目がいってしまう。 ちょっと期待して履いてみますが、当然痛くて歩けません。 だけど別の靴屋さんで、またいい感じのハイヒールを発見してしまうのです。 性懲りもなく足を通してみると、何と3歩だけ歩けたので、 うれしくなって買ってしまいます。 買ったからには履いて出かけたい。 3歩でも歩けるなら、履いてしまおう。 と思って無理矢理ハイヒールで出かけたが最後、途中であまりの痛さに我慢ができず、 出先の靴屋さんで運動靴を買って履き替えなければならない始末、がっくりですね。 でもそういう悪あがきを繰り返すうちに、とうとう5センチヒールを履きこなせるようになりました。 前にも書きましたが、私は努力することが苦手です。 筋トレやリハビリなど苦しい努力は絶対できないし、しません。 基準は自分が楽しめるかどうか、もちろん痛いのは辛いですよね。 でもハイヒールで歩けるのは楽しい。 3歩歩けるなら、3歩だけは楽しい。 3歩歩くうちに強くなって、次は4歩、その次は5歩歩ける。 練習ではない。 3歩しか歩けないからやめようではなくて、3歩も歩けるから行こう、と思います。 あなたは何が楽しいですか。 何を楽しいと思い、 で、これから、どうしたいのですか。 |
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