熊本地震が大きな被害を生み、私の住む神戸からも何かできることはないかと動き出す友人も多数いま
こんな時こそ何ができるのか…。心痛みますが、私たちの環境で少しでも前に向かって行動することだと思っています。
そこで、6月に実施する福岡での叱り方検定を変更し、神戸が災害の対応のために作成したクロスロードゲームの応用編を自治体の方々やチームリーダーの方々に無料提供しようと思い立っています。本当に、地震災害は「明日は我が身」。他人事ではありませんね。
さて、今回のニュースレターは通常から一か月遅れての発行となりましたが、今回も25号から始めている「主体的に生きる自立力」の育て方(自立を育てる14の習慣より)をお伝えしたいと思います。
●「自立した人」とは※
一人ひとりが自分で考え、壁を乗り切る力を身につけていること。何か問題が生じたとき、他人への責任転嫁(他責)ではなく、つねに当事者意識を持ってあたれること
■自立を育てる14の習慣 NO.4
相手のなかの答えを、効果的な質問で引き出す
私たちは会話を通して、相手(部下や後輩や子ども)の成長の支援をします。そこでの重要なスキルに『質問力』があります。
人は本能的に、質問されたことに対して考える習性があります。ということは、優れた質問をすれば、優れた答えを引き出すことができるということです。
質問されたことで、相手は現実を直視できたり、自ら考え、答えを見つけることで自分を確認し、可能性を見出し、大切にしたいこと、めざす方向を発見します。そして、非効果的な質問によっては、自分を守るための言いわけや弁解を考えたりします。
「聴く」(自立を促す習慣 その3)と同様に、質問する場合も、「自分のためのもの」と「相手の未来のためのもの」があるので、質問する側は、「今、誰のために質問しているのか」を認識しておくことが関わる側に必要です。
自立を引き出す会話では、「本質的に、どうなりたくて今悩んでいるのか」を明確にすること、そして今からの選択を納得のいくものにするというポイントを押さえましょう。
そのためには、潜在的に望んでいる状態を確認する質問が必要となります。悩んでいるということは、「悩んでいない状態」を潜在的に知っているということなので、それを質問によって引き出すのです。
ただし、型どおりの質問の言葉を投げればうまくいく、というものではありません。私たちが、相手の良くなりたいという気持ちに焦点を合わせ、相手の味方になる気持ちを大切にしなければ、逆効果になります。
■質問の例
いろいろな問いかけをしながら詰問にならないように、相手の未来を応援するつもりで、じっくり会話をすすめますが、矢継ぎ早に質問をしても効果的ではありません。
相手が、手に入れたい未来や、会社として欲している結果に対して、「やっていきたい!」「今は大変でも、やっていく意味がある」そう思えるよう、共に未来を見つめていく姿勢を忘れてはいけません。
「忘れてはいけない現実はなんですか?」
「本当に何が目的ですか?」
「そもそもあなたの役割・任務は何をすることですか?」
「それが解決した状態とはどのような状態ですか?」
「あなたが作り出したいものは何ですか?」
「あなたが目標を見据えた上で、納得の出来る「今」を作り出すとしたら何をしますか?」
「今、出来ることは何ですか? 何から始めますか?」
皆さんも一度、ご自身に問いかけてみてください。
厳しい現実は、事実として変わらなく目の前に居座っていますが、その先の未来で自分を振り返った時、自分に「よくやったね!」と言えるように、今の選択をしていきたいものですね。それは、部下や後輩、愛する家族も同じことでしょう。
そこで、6月に実施する福岡での叱り方検定を変更し、神戸が災害の対応のために作成したクロスロードゲームの応用編を自治体の方々やチームリーダーの方々に無料提供しようと思い立っています。本当に、地震災害は「明日は我が身」。他人事ではありませんね。
さて、今回のニュースレターは通常から一か月遅れての発行となりましたが、今回も25号から始めている「主体的に生きる自立力」の育て方(自立を育てる14の習慣より)をお伝えしたいと思います。
●「自立した人」とは※
一人ひとりが自分で考え、壁を乗り切る力を身につけていること。何か問題が生じたとき、他人への責任転嫁(他責)ではなく、つねに当事者意識を持ってあたれること
■自立を育てる14の習慣 NO.4
相手のなかの答えを、効果的な質問で引き出す
私たちは会話を通して、相手(部下や後輩や子ども)の成長の支援をします。そこでの重要なスキルに『質問力』があります。
人は本能的に、質問されたことに対して考える習性があります。ということは、優れた質問をすれば、優れた答えを引き出すことができるということです。
質問されたことで、相手は現実を直視できたり、自ら考え、答えを見つけることで自分を確認し、可能性を見出し、大切にしたいこと、めざす方向を発見します。そして、非効果的な質問によっては、自分を守るための言いわけや弁解を考えたりします。
「聴く」(自立を促す習慣 その3)と同様に、質問する場合も、「自分のためのもの」と「相手の未来のためのもの」があるので、質問する側は、「今、誰のために質問しているのか」を認識しておくことが関わる側に必要です。
自立を引き出す会話では、「本質的に、どうなりたくて今悩んでいるのか」を明確にすること、そして今からの選択を納得のいくものにするというポイントを押さえましょう。
そのためには、潜在的に望んでいる状態を確認する質問が必要となります。悩んでいるということは、「悩んでいない状態」を潜在的に知っているということなので、それを質問によって引き出すのです。
ただし、型どおりの質問の言葉を投げればうまくいく、というものではありません。私たちが、相手の良くなりたいという気持ちに焦点を合わせ、相手の味方になる気持ちを大切にしなければ、逆効果になります。
■質問の例
いろいろな問いかけをしながら詰問にならないように、相手の未来を応援するつもりで、じっくり会話をすすめますが、矢継ぎ早に質問をしても効果的ではありません。
相手が、手に入れたい未来や、会社として欲している結果に対して、「やっていきたい!」「今は大変でも、やっていく意味がある」そう思えるよう、共に未来を見つめていく姿勢を忘れてはいけません。
「忘れてはいけない現実はなんですか?」
「本当に何が目的ですか?」
「そもそもあなたの役割・任務は何をすることですか?」
「それが解決した状態とはどのような状態ですか?」
「あなたが作り出したいものは何ですか?」
「あなたが目標を見据えた上で、納得の出来る「今」を作り出すとしたら何をしますか?」
「今、出来ることは何ですか? 何から始めますか?」
皆さんも一度、ご自身に問いかけてみてください。
厳しい現実は、事実として変わらなく目の前に居座っていますが、その先の未来で自分を振り返った時、自分に「よくやったね!」と言えるように、今の選択をしていきたいものですね。それは、部下や後輩、愛する家族も同じことでしょう。